「コミュニティ放送局」 エフエム会津は福島県会津若松市に有る放送局です。

GOODPRIDE
武士道
木曜日 19:00-19:30 本田勝之助
第51回(2007/6/14)  武士道について。
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

先日、会津にあるITのベンチャー経営者が集まっての懇話会がありました。
会津大学は公立の大学でもっともベンチャー企業の数を輩出した大学で、
就職率では日本で一番高かったりと、
地元でもありながらそれなりの成果がでてきているところなのですが、
なぜ会津大学ができたことでこれだけのベンチャーの数が出てきたのか
そしてこれからの課題は何かという話をしていたんです。
その会津大学からきたベンチャー経営者との語りの中で、
ひとつのターニングポイントを向かえているなと感じています。
今は、ITといっても色々なサービスに分かれていっています。
その中で会津大学はどこにポジションをとって、
どんな役割を果たしていきながら地域貢献ができるのか、という課題を話していきました。

つづきは今週のトレンドで。


◆リクエスト曲



アーティスト名: Madonna
曲名: Drowned World/Substitute for Love

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

今回で会津武士道シリーズを最後にしようかと思っています。
林先生という方が10年来会津にこられて、去年6月に講演したものに基づいていきながら
今までの武士道を語ってきました。
その中でひとつの文章を大事にしながら語っています。

「我が知明かならざれば人は知るべからず、我が知を磨くべし」
自分を磨かない限り、人を磨くことはできない。という意味です。
二人の軍師がいました。一人は立派な軍略を立てた軍師。
もう一人は平凡な軍略をたてた軍師。
しかし、前者は説明が下手。後者は説明が上手。
トップが平凡だと説明の上手なほうにひかれる。
ここで何をいいたいのかというと、その説明にどうしても感情が踊らされてしまって、
中身の立派さがわからないときには、説明の上手なほうを採用してしまう。
自分の能力以上に人を見抜くことはできないですよ、という意味です。
経営論になりますが、
自分だけを磨くということをせずに、人だけを育てることは決してできない。
経営学でも有名なベッツィ サンダーズという人がいます。
その人が数年前に、サービスリーダーシップという本の中に
上司は部下を育てることはできない。部下の成長をいかに邪魔しないかだ。
という切り口で書いていました。
振り返ってみると部下を成長させているのは上司だと思っていますが、
その反面見忘れてはいけないのは、
成長を邪魔しているところがけっこうあるんだということなのです。
また、人を変えられると思うなと。人を変えようと思っても絶対変わらないものだと。
人を変えるならどうしたらいいか。
その人と接している私自身をまず変えることだと。
私自身がまず変わり、自らが成長していくということを重きにおいて
主とし、本とし、その相手がどう変わっていくのかというのは、
重とし、副としという形で、自分自身の自己検査がまず大事ということです。

「凡ての事大節にのぞみ、大変にあい、
大事を決するに至らずしては、其の徳発見する事あらず」
大事を決する場面に至らなければ、なかなかその人の人徳、
本当の人間性というものは発見できない。イザという時に人の本質が分かるということですね。
いざというときは大変なときですから、積極的には求めないわけですが、
そういうときこそ自分を鍛え、部下との団結を固めるチャンス。
究極的には何も頼りにするなということになるのです。
実際、代表にいる自分としてもこういうことは色々起こります。
その中でどうしても一番最初に安易に考えてしまうのは自分のことだけだったりします。
でも、だからこそ自分は考えることが必要だし、この心にまかせていって幸せになれるか
どの心にまかせていったらみんなが幸せになっていけるか
それを良く知っておくのが、仁、義、礼、知、信の知です。
真実における知恵というのを深く学んでいく人の組織は
誇りが持てて、一生懸命がんばれるわけです。
もっとも、努力しがんばっているのが、上司でなければならないと思います。

「天頼むべからず。地頼むべからず。人頼むべからず。衆頼むべからず。
安(やすらぎ)頼むべからず。官位頼むべからず。理頼むべからず。
兵法頼むべからず。よろずのものかならずとする事なかれ。
かならずとする時は怠あり、おごりあり。」
どんなことも必ずこれで大丈夫と思うときにだめになる。
必ずと思う時につい気が抜けおこたり、おごりがおこる。
だから、究極的には全てをあてにするな。
ダメになる理由は全て長所にあるんですね。すべて長所がだめになる事のもとになる。
それを常に自分の心の中で、怠惰になっていないか、おごってないか
常に足元をみながらその心を捨てていかなければならない。
結局その作業をしていくのはとても孤独な作業です。
でもこの孤独な作業であったとしても、向かうべきところに向かわずにはおれないというものを
もっていたからこそ、武士はひとつの偉業を成し遂げました。
武士道は現代にこそ大切なものを教えるキーワードを残してくれているだろうと思います。

会津の武士道は、そのときだけを見るとどうなのかという議論はありますが、
長きを通じて会津が培ってきた武士道が
日本のターニングポイントになったときに、その教えがきいて
日本を良きほうに、または列強大国の支配から免れたという歴史も築いています。
誇るべき会津の武士道を今にこそ見直していきながら
これからの閉塞感漂う日本を、世界における日本の役割を会津から見出していってほしい。
そんなメッセージを最後に林先生は会津の人たちに残して講演しました。
その講演のメッセージを私自身も一人でも多くの人に伝えて、
なんらかしらの良き誇りを持ちながら、胸を張って生きていけるような人生を
ともに歩んで生きたいですね。


◆リクエスト曲



アーティスト名: Madonna
曲名: Ray of Light

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

会津大学のこれからの役割という話を最近の出来事でお話しましたが、
会津大学のITは当初ITという言葉さえも中々普及していなかったときに、
専門の大学ということで注目を集めて、そこに集まった人たちというのが
起業家に結びついていきました。
ですが、後半の数年というのは会津大学に関連したベンチャーは少なくなっています。
なぜかというと、ITの産業における成熟度が増して、
色々なバラエティーのある企業やビジネスがでてきたからです。

ITといっても色々なものにわけられます。
そこのどこに会津大学が力を集中していくのかというのも
アカデミックな大学だからこそ中々難しいのだと思いますが、
そのポジショニングはこれからとても大事になります。
そんな意味でも、これからの10年20年先、
会津大学が会津地域に、また日本のITに関する専門の大学としても
ビジョンを指し示していかなければならないタイミングに入っているのでしょう。
その中で会津地域の情報化というところで、どうしても会津地域に住んでいる人と
会津大学の接点が遠い感じもするでしょうし、溝がある気もします。
やはりコンピューターの専門を研究している先生や学生たち、
地域で営みをおくっている私たちとのITとの接点はまた違います。
それを最近間に入ってくれそうなという動きがでてきました。
それは会津大学短期大学部です。
会津大学短期大学部は産業情報学科、食物栄養学科、社会福祉学科があります。
会津短期大学部が4年生の会津大学のコンピューター理工学部の
専門性と地域をつないでくれる役割になっていくなと実感します。
今年の春に、安江さんという方が中心になって会津大学短期大学部を中心として
地域活性化センターというのができました。
産業、経営、デザイン、情報、環境、栄養、健康、福祉、保険と
私たちの地域に密着したものをいかしていきながら、また会津大学のITも
パートナー組織として連携して、地域の今の課題を解決していくための
地域活性化センターです。
地域活性化センターとともに手を取り合い、
会津地域の情報を高めていった結果として、
より住みやすい豊かな生活にしていける一樹にしていければと思っています。
みなさんにも注目してもらいながら、会津コムニットをはじめとして
地域活性化センターに足を運んでみてはいかがかなとおもいます。



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告



第50回(2007/6/7)  武士道について。
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

よく京都にでかけますが、今回も京都に行っていました。
啓明商事さんという呉服問屋さんが京都にあります。
啓明商事さんは毎年、上品店という着物の紹介と、幽玄の夕べという演奏会を夜に開いてます。
去年の幽玄の夕べは、チェン・ミンが国宝の知恩院の三門の下で演奏しました。
今年は、舞を二つみさせてもらいまいした。
ひとつは、京舞。舞妓さんや芸子さんが踊っている踊りです。
京舞井上流といわれるひとつの流派がありますが
その家元、五世井上八千代さんという方の踊りを見させてもらいました。
もうひとつは、人間国宝の片山九郎右衛門さんの能で、
羽衣という有名な演題を舞われました。
今回、歌舞伎、能、狂言のルーツがどういうものなのか初めて知りました。
能というのはもともと田楽をルーツにしていて、
農民が収穫を祝って踊る踊りを、武家が能まで高めたそうです。
歌舞伎は、町の中で演舞台を使って、
町民に踊りをみせる町民文化からでてきたそうです。
そういうルーツを知ることで、日本の文化の継承をしつつ
今ならではの能や歌舞伎を、会津に少しでも広げていければと思っています。

啓明商事さんのホームページはこちら → http://www.keimei-shoji.com/


◆リクエスト曲



アーティスト名: ZARD
曲名: 揺れる想い

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

日新館童子訓といわれる子供や親が学ぶ、
会津の道徳書のようなものがありました。
それが現代の教育においてもそれが重要だと感じて
法人会や、青年部で「会津これからの童子訓」として
分かりやすく、会津が教育の中で柱とし、大事にしてきたものを
今の人がどうしても忘れがちなところを伝えていこうとつくったのが
「会津これからの童子訓」でした。
会津これからの童子訓というのは日新館童子訓と同様、
3つの大きな恩、
父母の恩、師の恩、地域社会の恩
を根底に教え示したものです。
恩というのは因を知る心、と教えてもらったことがあります。
誰のおかげで、どんなことのおかげで
今のじぶんがあるのかを知る心。
私の人生の師である人からは、
「人間の大きさは、どれだけのものを知っていて、どれだけの能力があるかではない。
3つがどれだけ大きいかで人の価値が決まる」と、教えてもらったことがあります。
それは、知恩、感恩、報恩。
どれだけ恩を知り、恩を感じ、それを報いようとしているか。
その3つの大きさが人間の価値を決めるのだと大学のときに教えてもらいました。

高校のときに会津藩の流された斗南への取材に行ったとき、
先人の人たちが、会津に生まれた私たちに良き誇りを
というメッセージを送ってくれました。
それを高校生時代に感じて、それまで田舎は嫌だ、都会や海外に出たいと思っていた自分に
大きな衝撃を得て会津に対しての愛郷心が沸き、
自分もさらにそれを受けてより後世にということを思ったのが
私が会津に戻ってこようと思ったきっかけでした。
そういうことで私の大事なテーマでもある3つの大切な恩を教えていたのが
会津の日新館童子訓というものです。

最近、会津で衝撃的な事件がありました。
3大恩の一つ目
もっとも重要に考えられる父母の恩、家族の恩というのが
この童子訓をより教育機関や大人が良く知って、伝えていくことができれば
こういった事件が少しでも起きなくなるのではないかなと思いました。
この残念な機会を、これからの会津の教育部分で
私たちが一番見直さなければいけない答えが、
日新館童子訓の中にもしっかりと残っていて、
現代の人たちにも読んでもらえるようにと思い
会津これからの童子訓をつくりました。
それを教育機関の方だけではなく、家庭の重要な教育を担う親が
しっかり読んでいかなければいけないと思っています。
恩の中でも一番大事に扱われる父母の恩をGOODPRIDEという良き誇りという
共通のキーワードをもってみなさんに伝えていきたいと思います。
その中で、会津の武士道は大切な教えを盛り込んだ過去のスピリチュアルな話
ではなく、現代の私たちにも活きる大切な教えなのだと思います。

今、欧米を中心として武士道は注目されています。
それは一時のトレンドではなく、
これからの世界を考えたときの基盤になっていくような
答えが武士道にあるのではないかという期待をよせて、
日本を見ている有識者たちが多いです。
日本人の心として誇るべき会津の武士道を
私たちがよく知り、実践し、世界に対してのちょっとした行動であったとしても
世界の課題、問題の責任の一旦が自分にあるのだという自覚の基に、
今の身の回りの身近な言動だけでも変えていく努力や、
陰徳を積んでいく美しさに美学を感じながら
武士道を実践していきたいなと思っています。


「会津これからの童子訓」が気になった方はこちら → http://www.aizu-ho.or.jp/doujikun.htm


◆リクエスト曲



アーティスト名: ZARD
曲名: 永遠

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

今、トレンドになってきていると思うのが、地域へ滞在するということです。
ホテルや旅館でおもてなしをうけるのも滞在の楽しみだと思いますが、
一軒屋やアパートメントを借りて、そこに住む感じで町を楽しもうというのが
大きなトレンドになっています。
京都には庵という会社が町屋を貸していて、滞在ができるようになっています。
古い町屋を部屋の中はモダンな家具があって素敵な空間を演出してくれています。
今回もそこを借りて京都の滞在を楽しみました。
町屋で6名ぐらいが泊まりながら
みんなで町屋で寝ると親近感が沸きますし、一緒に生活しているかのようにも思えてきます。
町に滞在して楽しむということも会津にとりいれながら
サービスとともに、会津の良さをつけくわえて
いい観光のご案内、会津を訪れる楽しみというのも一緒につくっていきたいと思います。

庵のホームページはこちら → http://www.kyoto-machiya.com/



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告
引き続き、武士道についてお送りします。


第49回(2007/5/31)  武士道について。
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

私自身が今、代表取締役をしている会社が3つあります。
T&FカンパニーというITや経営が中心の会社。
会津食のルネッサンスという食のプロデュースをする会社。
インターネットでのマーケットも新しく大きく変わっていってます。
その新しいマーケットに対して、どんなブランドをつくり、どんな売り方があるのかなどを
手がけているのが会津食のルネッサンスです。
去年の11月頃につくったのですが、ヒルサイドコネクションという会社で、
ソーシャルネットサービス(SNS)というのがあります。
SNSではmixiが有名ですが、そのSNSのコムニットというブランドがあります。
地域にSNSがあって、今あるのでは、表参道、渋谷、中目黒・代官山、
自由が丘、恵比寿、京都、諏訪、会津
のコムニットという地域SNSが立ち上がりました。
地域のお店、会社がSNSに参加して、紹介していく。
ホームページの機能として紹介をしていくこともしつつ、
お客さんはお店に行かないと、お店との接点はもてませんが、
お店の紹介をしているSNSに登録することで、コムニットという地域SNS上の中で
普段お店にきている方とコミュニケーションをインターネット上でとれたり、
そのお客さんにあったサービスやキャンペーンなどをお知らせすることができます。
会津コムニットは会津の人が中心につくっていくコミュニティですが、
コミュニティがよくなっていくと全国版が立ち上がります。
そうすると会津以外の人たちにも会津のことをお知らせできるんです。
多くの観光客や会津にいるお客さんとの関係が広がっていき深まっていき、
よりよいサービスや店作り、業績等も上げていければなと思っています。
そういった事業を中心に東北エリアの全体をしきっていくのが
このヒルサイドコネクションです。
色々なビジネスパートナー、会津の企業さんでも
一緒にやっていくことがあれば展開していきたいなと思います。
FM会津もコムニットのビジネスパートナーで
これからどんどん会津コムニットも案内していくと思います。

コムニットが気になった方はこちら→ http://town.comnit.jp/


◆リクエスト曲



アーティスト名: Whitney Houston
曲名: My Love Is Your Love

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について

この武士道は昨年会津で、林英臣さんが
武士道についての講演に基づきながら語っていってます。

その中でこんな言葉を引用で用いました。
「仁君は人を知るをもってつとめとする。」
人を知らないとリーダーはつとまらないということです。
当たり前のように聞こえますが、いわゆる人情の機微をつかむことが大事だというのです。
機微というのは言葉にするのは難しいですが、
人の心の情の中にこういうものがあるなと
よく分かっている人を、機微をつかんでいる人といいます。

あの人なら大丈夫だと思う人が意外とうまくいかない。
誰が見てもいい人だと思う人がいい経営ができない。
どうも欠点が多いなというひとがきちんとこなしている場合もある。
その違いはどこにあるのかと、林先生は松下幸之助に聞くと、
「それは人情の機微にある。」といったそうです。
例えば自分が忙しいとき、部下がプレゼンをもってきてすぐには見れなくても
「あとで見ておくよ」という一言があれば、部下はがんばりたくなります。

何か指示をしたとしても何もやってくれない部下と、
自分が指示したことをきちんとやってくれる部下。
意外にその部下は別人ではないんです。
「がんばります!」という部下と、「誰がついていくか。」という部下は
接している上司がどう接しているかの鏡だと思うのが賢いでしょうし、
間違いはないだろうと思います。
一人の人間がついていこうと思うか、誰がついていくかと思うか、
というのは上司次第になっていくんです。

以前話をした中心と部分の関係。
全体は部分の集合ではなく、中心と部分の関係で、
その中心に心を合わせていくことが武士道の中でも大切なキーワードです。
中心に立つ人はどんな思いをしているか、ということを
部下の人たちはそこに心を合わせてくれるか、合わせないかは
上司の人たちが部下の人情の機微というものを知って、
どう接しているのかをおろそかにできないところです。
この部分がわからないと組織はうまくまとめることはできないと
松下幸之助は大事にしていたそうです。
これは前回話をした山鹿兵学も今も変わらないところなんでしょうね。

松下幸之助も非常に心配性で、よく部下に電話をしたといわれています。
夜遅くでも部下に電話をすることがあったそうです。
そんなときに松下幸之助は、「あの件はどうなったか」ときいて
「そうか、ありがとう」で終わるのではなく、
「あんたの声がききたかったんや」というような一言をつけたそうです。
部下は意外にそういう一言に救われたりします。
部下が帰るときには一人一人見送りに出ていたそうです。
そのときにも「体を大事にしてくれよ。俺はまだやりたいことがあるからな。
君にも手伝ってもらわないと。だから体だけは気をつけてな。」と言ったそうです。
人情や心に響かない限り、人は動いていきません。
そんなことを林先生は話をされました。

「人は大方10人のうち8人は普通のもの、一人は才知あり、一人は下愚なり。」
多くのひとは並みの人なので並の人に合わせて組織を作っていきましょうといわれます。
林先生が書かれた「人を動かす七つの術」という本にもたくさんまとめてあります。
「才も不才も、知も不知もだしてこれをもちる。人の強弱の変わりなきがごとく、
これがなすを人のようを知るというなり。」
才能のある人もない人もしっかりだして使っていく。その結果部下に強弱の代わりがない。
すなわちうまくいくバランスがとれていく。
ということを示している言葉です。
武士道で示された昔の言葉というのは、
経営や組織のリーダーとして忘れてしまいがちなこと。
それはコロンブスの卵で聞けばわかる、
当たり前ということをしっかりと教えてくれているもの
なんだと思います。
欧米の人たちはそういうところに惹かれて、武士道と最先端のリーダーシップを
あわせて研究している人たちも多くいました。
武士道は自分のふるさとにあった大切な教えです。
それを知りながらこれからの世界を先駆けて、
リーダーシップを発揮できる人間になっていければなと思っています。


◆リクエスト曲



アーティスト名: Whitney Houston
曲名: When You Believe
◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

今、色々な課題や問題、事件などがあって教育が見直されています。
教育が見直されているところの中で、最近知った教育を紹介します。

スイスに公文学園があります。
海外というと大学のイメージがありますが、
スイスの公文学園は高校をもっています。
高校のときに海外に行く。
そしてどうせ海外に行くなら、海外の先生たちがいて、
色々国から来ている生徒たちの中に入っていけば英語も堪能になるだろうと思いますが、
そのスイス公文学園は全寮制で、先生も生徒も日本人なんです。
これはどういう価値があるのでしょうか。

高校の時期になると自分で国の文化を学ぶ知識や、知能がついてきた頃なのだと思います。
改めて自分の国の文化を学び、政治経済を学んでいくのも高校時代です。
そのときにスイスにいることで、スイスの人たちとの接点も生活の中にたくさんあります。
日本ではない場所にいったときに、関心が高くなるのは日本のことです。
スイスに行ってみて、今まで日本で生活してみて当たり前だったことが違う
ということがあると思います。
日本での生活を離れて海外に行くと、
なぜ日本はこうなのか、なぜスイスはこうなのか、ということを疑問に持ちます。
またスイスにいる人たちが、自分の文化に誇りを高く持っている人もいますので、
そういう人たちと接したときに
自分は日本のことをどれだけわかっているんだろうか、と考えるでしょう。

海外に行った人に、知らされたことはなんですかと聞くと、
日本を語ることができない、日本の文化をよく知らなかったことを恥ずかしく思った、
海外から帰ってきて日本の文化を学ぼうと思った、という人たちが多いです。
それが大学であったり、社会人であったりというのは数多く聞きますが、
高校のときに関心をもって、高校の日本の勉強学び、世界史、日本史を学び
国語を学び、そして海外で役に立つ英語を学び、
高校のときに日本の文化を振り返りながら、その大切さに気づきながら学習意欲を高めて
高校時代三年間を学んでいくというのは
海外でも、日本でもなかなかできない勉強だなと思いました。
教育もこれからバラエティー豊かになっていくと思いますが、
その中で自分たちや、自分たちの子供たちはどんな学校に行かせたいと思うか、
どんな学校になっていってほしいと思うか、
そんなことを考えるきっかけになってもらえればなと思います。

スイス公文学園高等部のホームページはこちら→ http://www.kumon.ac.jp/klas/ 



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告
引き続き、武士道についてお送りします。


第48回(2007/5/24)  武士道について。
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

会津食のルネッサンスという会社をやっているのですが、
その中で東京の飲食店に、会津の食を提供していくことを進める活動をしています。
今回ご紹介があって、雪月花というお店を渋谷と京都に出している
オーナーの方とお会いしてきました。
雪月花渋谷店は、ファイヤー通りを神宮方面に行き、
消防署を左に曲がって少し歩いたところにあります。
30年ほど前から120坪の広さの飲食店をつくっていて、
渋谷で良いものを提供しているお店として長く残っているのは雪月花さんだけなんです。
昔は、フレンチ、懐石、バーの3つが雪、月、花のフロアに分かれていて、
その場所で色々楽しめるというコンセプトでつくられたそうです。
今では京都のおばんざい
(※「おばんざい」とは、京都の家庭で出てくるお惣菜をおばんざいといいます。)
を食べられるお店がたくさんありますが、
雪月花さんは20数年前から京都のおばんざいを先駆けて始めていました。
そして次の雪月花の10年ということで、内装のリニューアルも手がけていきながら、
お店のコンセプトも変えて飲食店を運営されています。
今回も開催に伴って後藤さんという経営者の方が
食をこういうテーマでやりたいのだけれども、いまひとつそれを伝えていくのに
どういう食材をどんな地域と、どんな料理として出していくかというのに悩んでいて、
そのときにご紹介いただいて、
会津の食材をはじめ、食の哲学というところを渋谷で表現してくださることになりました。

雪月花のホームページはこちら→ http://www.setsugekka.com/


◆リクエスト曲



アーティスト名: Bon Jovi
曲名: It's My Life

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について。

先週は山鹿素行の話をしました。
今回は吉田松陰についてお話します。

吉田松陰は会津でないのではないかと思われますが、
実は吉田松陰は山鹿素行を尋ねて、法を学んだ一人です。
そして幕末に二度、会津にきています。
吉田松陰は長州の侍ではありますが、山鹿兵法、兵学を伝える家に生まれているんです。
弟子に、高杉晋作がいます。
その高杉晋作が吉田松陰に「命のかけどころはどこですか?」と質問したそうです。
武士道の中心を聞いている部分もあるのではないかと思います。
吉田松陰は「ここと思ったら迷うことなく命をかけなさい。」と言ったそうです。
生きるとか死ぬということをつきぬけていかなければならない。
山鹿素行がなければ吉田松陰の教えはなかったことになりますが、
しかし本来は繋がっているんだということがわかります。
こういう言葉があります。
「大丈夫。ただ、今日一日の用をもって極となすべきなり。」
「大丈夫」というのは今使われている意味とは違って、
立派な人間にならねばならない、ということが大丈夫という意味だそうです。
伸びる人というのは、今できることをやっている人だと
講演をされた林英臣先生は言っています。
できる人というのは背伸びだけをして本当にできないものを今取り組んでいるのではなく、
今できることを確実にやっていく人が今できる人、と言われます。
今日一日やるべきことをきちんとやっているかどうか、という人が
立派になっていくひとつの特徴なのではないかと思います。
今日一日できることをやっている。それをもって極みと成すべきなり。といっています。
また、こういう文章もありました。
「古の聖賢の道を学び、古来の作法を習い知る。その基は、今日の用をなさん為なり」
賢い人たちの道を学び、古いところの作法を習い知るというのは、
その中心は、今日の用をなさんためなり。
ここで何を言っているかというと、
実学でなければならない。虚学であってはいけない。
つまり今日一日の実践というところの実学でなければ、学問をただ言葉で語るだけではなく、
学んだことを実践して初めて身についていくんだと。
学問においてただ言葉を語るのは武士道からすると、全く表面的な生き方になってしまうんです。
活かす学問でなければならない。
そして活かす相手というのは目の前の一人からであるということ。
「一人をおさむることをえざれば、万人をおさむることを知るべからず。」
目の前の一人をおさめることができなければ、万人をおさめることはわからないでしょうね。
そのために知らなくてはいけないというのが、人間味だったりするんだということなんです。
私も色々な方に会うんですが、社会のため、日本のため、世界のために、
より多くの人のことを考えて志を立てたり、活動している人たちもいます。
残念ながらその中で、社会のためにといっていても、目の前の人たちのことは無関心で、
社会という言葉を使って、なんか自分はいいことをやっているような錯覚に陥って
自己陶酔、自己満足をしてしまいながら言っていることと、やっていることはたがわずに
成果が出ないという人が結構いるように思います。
どうしても私たちは社会のために、会社のために、というかたちで、
何か自分がやることを正当化したり、やろうということをみんなに伝えていったりしますが、
その中でよく考えてみると、社会のためにと言ってますが、具体的に例えば誰のためですか?
どんな人のために何をしようとしているんですか?となると、
そこを具体的につめてない人が多かったりするんです。
家族の幸せを実現できずにどうして会社の幸せを実現できるか、
そして自分の会社ひとつ、そこに働く人たちが満足に生活することができずに
どうして会津地域の人たちのためにということが実現できるのか。
やはり一番近いところにいる人の自分にとってもっとも大切なことであればあるほど
その人の幸せを実現できずして、その人たちの満足を実現できずに
多くの人の幸せや満足が実現できるか。
このシンプルな問いなんですが、自分自身にもよく問いかながら戒めたり
原点を忘れていないかであったり、身近にいる人たちに甘えてしまって外ばかり見て
空回りしていないかであったり、私自身もよく問い直す言葉でもあります。
「一人をおさむることをえざれば、万人をおさむることを知るべからず。」
これも武士道の大切なキーワードの一つだと、林英臣先生は教えてくれました。


◆リクエスト曲



アーティスト名: Bon Jovi
曲名: Wanted Dead Or Alive

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

最近の出来事で、会津の食を東京に出していこうという話をしましたが、
その雪月花のオーナーをされている方との話の中で、
これからの食に共通した哲学は
作る人たちの善意、作る人たちが誇れるような農作物を、
私たち買い手が良い農作物をリクエストすることがとても大切ではないか、ということでした。
これは本当にそうで、農家の方であれば
こんな作り方で、おいしい農作物を作りたいと思ってたりするんです。
ですが、苦労して作ったとしても買い手が分かってくれなくて、
結果価格に反映されずにがんばるほど無駄ではないかと思ってしまう。
そう思わせてしまうのは、買っている私たちが何に価値をおいてお米や野菜を買っているか。
その私たちのニーズが、農家の人たちの作り方を変えていくのは間違いないです。
そういったことを強く自覚されていて、農家の方が誇りをもってすばらしい土をつくっていく。
それを若い人たちが継承していきたいと思うような農業にしていく責任の一端を
私たちが担っているんだろうと思うんです。
渋谷で多くのメディアに関わる人たちがお店をたくさん訪ねられるそうです。
そういった人たちに、こういう大切なことがあって、
会津で実践している農家の人たちがいるということを
私たちも伝えていきますという話をしてきました。
これは日本の食に対しての自給率の危機感を踏まえ、これから成熟した人たちが
食に対して何を求めていくのかという価値観を考えたときには、
大きなトレンドになると思います。
会津食のルネッサンスは、会津地域において農業家の人たちが誇れるような
適正な利益が提供していけるような食のプロデュースを進めていきたいと思います。



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告
引き続き、武士道についてお送りします。


第47回(2007/5/17)  武士道について。
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

最近「誇り」がひとつのトレンドになってきているように思います。
ここ数年、学校の経営のコンサルティングを依頼されてやっていますが、
そのときに思うのが、いい組織ほどそこに集まる人たちが誇りをもっているということです。
会社、学校などいろいろな集まりがありますが、
いい経営をしていると結果なにが違うのか、
どういうことがいい経営をしていることなのかとつくづく思います。
その組織に所属している人たちの誇りが高くなってくるんです。
誇りが高くなるのは、他が見えず自分の集まりだけ好きになることとは違って、
周りの人たちに伝えても「いい会社だね」と言われることを事業としてなければいけませんし、
そこに集う人たちの中で、こうあるべきだろうという
自分たちのビジョンに素直に向かっている姿勢がないと
誇りをもつということはできないでしょう。
誇りをもてるようになっていくというのは、みなさん一人一人が所属している集まりの
経営の成熟度を計る一つのバロメーターかもしれません。
または、経営者の方で自分が集わせている集まりの一人一人が
どれだけ誇りを高くもって働いていてくれているか、活動しているか、ということも
自分の経営の評価するバロメーターと考えてもらってもいいでしょう。
「誇り」はこれからの時代に大切なテーマになっていくだろうと思っています。


先日、東京でオーストラリアのビクトリア州政府の代表の方とお会いしてきました。
ビクトリア州といえば、最近ではメルボルンの世界水泳が行われたところです。
今回はどんな話をしたかというと、
農業、産業を一緒にやっていくことができないか、という話でした。
オーストラリアは、有機農産物が世界で一番作られているところです。
ですが、日本人が農業や食に対しての思いの強さほど
オーストラリアの人たちはもっていないらしいです。
穀物類は、元来オーストラリアに住んでいる人たちが作っていて、
野菜を作っている多くの人たちは、イタリアから移民してきた人が作っているそうです。
オーストラリアの人たちや、イタリアから移民してきた人たちは、
農業技術の部分において、いい食を作っていきたいという思いが日本に比べると低いそうです。
そこを日本と一緒にやって、日本の食のブランド、文化を
オーストラリアから世界に経営して出していけないかという話でした。

続きは今週のトレンドでお話します。


◆リクエスト曲



アーティスト名: CHEMISTRY
曲名: 遠影 feat. John Legend

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について。

林英臣さんが昨年会津で、武士道のことについての講演をしました。
それに基づいて武士道の話をお送りしています。

「経営者はいつでも刀を抜く覚悟がある。」
と、林先生の師匠でもある松下幸之助さんは言っています。
これは、武士道の刀を常にもっている、いつでも刀を抜く覚悟がある、
ということについて例えています。
レジャーや仕事をしていても経営者としてのスイッチをオンにしておく、ということです。

私もこのことはよくわかります。
友達と遊んでいても、家族とどこかにいっていても、経営者のスイッチはオンになっています。
オンにならざるを得ない状況と意図的にオンにしている二つがありますが、
経営者は何かをしていくときにあれも心配、これも心配、
うまくいかなかったら、トラブルが起こったら、など心配事がとにかく絶えないです。
自分のあとに任せられる人は自分の後ろにいないわけですから、
常に背水の陣になっているわけで、自分自身が意思決定をしていかないと
自分から問題の先送りができないのが経営者の立場です。
経営者についての色々な不安があります。
ですから、楽しいレジャーをしていても、楽しい飲み会をしていたとしても
仕事の問題というのが頭から離れることは決してないのです。
遊びたいときは遊んで、仕事するときは集中して仕事して
というほうがあっている方は職人気質なのだと思います。
でも経営者はその不安に耐えられるような体制、不安が消えないことをある意味楽しめたり
それでもやりがいを感じられる人が経営者になれるのだろうと思います。

会社というものを通しながら自分が関わっているものを
少しでもよくしていきたいという気持ちがオンになっていると、
どんなときでもアイディアが浮かんだりします。
いわゆるどんなときでも刀が届くところにあるということです。
そういうことができる人こそ真の経営者なのだと思います。
私たち自身ずっとできているか、というとそうではありません。
一緒に反省していきながら侍、武士道に対しての
経営者の心構え、経営者としてのスイッチが
常にオンになっているか、というところを振り返ってみたいところですね。

もう一つは山鹿素行という人の教え。
山鹿町という町が会津若松市にありますが、
山鹿素行は会津に生まれ、日本に兵法の基礎をつくった人です。
愚将は小敵を大にする。 
小さいときに処理すればよかったのに手遅れにしてしまう。
それも山鹿素行の教えの一つです。

まだまだ問題が小さいからあとで対処しとけば・・・ということはよくありますが、
いつの間にかその問題が大きくなって解決できなくなってしまう。
小さい問題がこれからどうなっていくのかということをきちんと観察して
小さなところであっても対処していく。
それが、その後に経営者や社員の人たちがつかう時間ということをいかに無駄な苦労を省くか。
無駄な戦いを省くと書いて戦略と書きます。
企業戦略とはそういうことです。
そういうことも兵法にでています。
その兵法というものを武士そのもの学んでいるのが得。
武士道のひとつです。
山鹿素行は会津若松市出身で江戸に出て日本第一の学者になって体制していっています。
幕府の御用学問である朱子学に疑問をもって
孔子や孟子の教えはもっと素朴で大切なところに
あるのではないかと幕府に主張したのです。
それが幕府のお咎めを受けたきっかけになって赤穂に流されます。
その教えを受けた人たちが赤穂浪士として
武士として世にあらわしていったとも言われるんです。
赤穂浪士をたどっていけば会津で生まれた山鹿素行が影響を大きくしていたんです。

ですから日本武士を語るときに忘れてはならないのが会津出身の山鹿素行先生。
6歳まで会津の風土で育っています。
6歳ときいて小さいと思いますが、気候風土の恩恵をいただくということは
程度の人の基盤を作ったと思ってもいい年頃です。
それが会津の武士道精神の基盤をつくったといわれています。
その人が、士の業、兵法をもって修身誠心治国平定その道をつくさざれば
兵法はもちうるにたらず。
兵法というと、いかに相手を倒すかというふうにとらえられがちですが、
そうではないのです。
兵法というのは士の業、武士としての業なり、そして兵法をもって身を修め
正しい心をつくり一人でも多くの人が幸せに生きていけるように国を治める道に
尽くさないと兵法は持ちうるにたらずだ
ということが武士道だと伝えているんですね。

会津の先人が世界でも注目をあびる武士道の基本を作った一人であった。
これ一つを知るだけでも、自分たちが誇りに思えるのだろうと思います。
その誇りがいいプライドになるということは
私たち自身がそれを受けて、そしてまた後世に生き様として指し示していく
これが継承ということです。
それがこの番組の一つのコンセプトです。
そういったところの中から会津に誇りを持って
皆さんひとりひとりの生き様がすばらしくなっていけばと思います。

◆リクエスト曲



アーティスト名: EXILE
曲名: Everything

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

最近の出来事で話をしたビクトリア州政府の方との話の続きをお伝えしたいと思います。
これからの若い農業家の人たちは、オーストラリアと日本をまたにかけながら
農業をしていく道があっていいんだろうなと思うんです。
小中学校の学校経営のアドバイスをしていると、
その地域の特徴を出したいい経営をしていこうと心がけます。
多くの学校は農業中心の地域に置かれていたりします。
農業の特徴を活かして経営をしていくと、子供のころからでも食の素晴らしさ
食を自らの手で作っていくこと、そして自然を相手にして作り手が努力をして
おいしいと言ってもらえるような農作物を作る仕事が、
いかに素晴らしいかを学んでいくのです。

でも高校になるといきなり偏差値教育になって、
農業学校になるとコンプレックスになったりもするんですが
決してそんなことはないと思います。
農業を専門に学び、これからの日本にとって
もっとも大事な食の農業を担う若者を作っている高校です。
その子供たちは非常に素朴で純粋で、素晴らしい人間が多いです。
その若者が経営を少しでも学び、海外の中で世界をまたにかけて農業をしていくことが
会津のこれからの農業だということにできないかなと思っています。

今回のことは自分が望んでビクトリア州政府とコンタクトしたというよりも、
食の業界でも有名な稲垣さんという方と三年前くらいに知り合って
これから余生をオーストラリアで過ごすとそちらに行かれたのですが、
実はこんなことで政府の支援をすることになってと連絡をいただいたことがきっかけでした。
ビクトリア州政府と会津が繋がりながら、
技術を自分たちの腕の中に囲っておくのがいいことではありません。
会津の農業技術をオーストラリアに、そしてオーストラリアだからこそできる私たちの夢。
世界に一人でも多くの人が健康においしく作れるような野菜を届けたいと思っています。
それはどこが始めて、どこがプライドとしてやっているのかというと、会津の農業家だ、
といえるようにオーストラリアを通して欧米に野菜を届けられないかと考えています。
農業のこれからを考えていくときには、
今までやってきたことの中で大切にすべき継承もありますが、
やり方を変えて大きく戦略としてとらえていくことも大事です。
情報化が広がって情報がインターネットを通して、
国の場所、文化の違いの障害をクリアにしています。
その中で日本人も日本の農業家も、
世界に出ていける道があるのだろうと思います。



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告



第46回(2007/5/10)  武士道について。
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

会津のみなさんのところには、
FM会津を紹介するフリーペーパーが届いたと思います。
それぞれのパーソナリティの写真が表紙に載っていて、
ページをめくっていくとパーソナリティからのコラムが載っています。
コラムはこれからも書きつづっていくらしいのですが、第一回目は私がコラムを書きました。
旧長崎屋で今はTUTAYAにFM会津のスタジオがあるのですが、
エスカレーターを通っていくと「じっちゃんの名にかけて!」でお馴染みの
金田一少年の事件簿のポスターが貼ってあります。
このGOODPRIDEはいい誇りを持ちましょうということですが、
最近の自分の中のテーマが、継承です。
どうしても1年の中の流行もの、2、3年かけて自分が趣味としてやっていきたいものは
たくさん情報としてありふれていますし、FMのラジオを通しても語られることだと思います。
でも20年30年働く仕事を一つ決めるのことで、最近の私たちは悩んでしまいます。
それだけ20年30年かけて、自分の人生何をしたらいいのかということさえ
見つけていくのはとても大変なことだと思いますし、これかなと思うものでも
性根を入れて、人生をかけてもやりたいものに出会えるのは
本当にごくわずかな人なのではないかなと思います。
子供は自分の人生かけて育てていかなければいけませんが、
職業という意味での価値で、金田一少年は探偵で継承しています。
その若き少年のかっこよさというものをコラムに書いています。

このGOODPRIDEという良い誇りの一つのテーマが継承です。
私たちが20年30年以上、50年100年時間をかけてでも自分たちの後世に
引き継いでいきたいものは何か。
また、自分自身が先祖の人たち、地域の人たち、日本の文化という視点で
自分たちが大切に守って、引き継いでいくこと、
それだけでなくその継ぐべきものを大事にしていきながら
新しくイノベートしていくことが大事になってくるのだろうと思います。

先日も京都に行ってきました。
帰りの新幹線で置いてある読み物を読んだら、
千利休が書いた文章がありました。
「規矩作法(きくさほう) 守り尽くして 破るとも 離るるとても 本(もと)を忘るな」
「守破離(しゅはり)」というものです。
伝統芸能の人間の成長、スキルを身につけていく際の段階が3つあるといわれていて、
「守」 定石(基本)を身につけること。
「破」 定石を使いこなせるようになる。
「離」 オリジナルな、新しい定石を作れるようになる。
ということが書いてありました。
その基という部分で、私たちの人生において働くということはどんなことなのか、
そんなことを確認しながら、私自身もこのラジオを通して
みなさんと一緒に学んでいきたいなと思っています。


◆リクエスト曲



アーティスト名: CHEMISTRY
曲名: 空の奇跡

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について。

前回は、全体と部分の関係の話をしました。

今回は、武士道はなぜ刀をさしておくのか、
それが今に通じる心とは何かを話していきたいと思います。

その前に、武士道はスピリチュアルなところで
時代から遅れていってしまうという感じがしますが、
決してそうではないのです。
質実剛健という言葉は武士道ではピンとくるでしょう。
でも遅れをとらない、人より遅れをとるのは侍として大変嫌うところである、
というのを知っておいてもらいたいです。

なんとなく侍というと時代遅れ、
今から考えると昔の話で時代遅れに感じるかもしれませんが、
常に時代の最先端をいっていたのが侍でした。
藩主の侍が仕える町、会津でいえば会津藩がどういうことを求めていて、
どんなルールを決めて、中心としてのビジョンをつくっていけば、
農村、商業が中心と繋がっていくのか。
そういう先端の情報をとっていて、対策をとっていた。
それが侍でした。
新しい技術、鉄砲の技術が入ればそれを使い、
また西洋の学問があれば、最初に学んだのが侍でした。
そういうところの中で先端の情報を取り入れていく、
まさに経営者でもあり、今の時代のリーダーなのだろうと思います。
そのときに武士の特徴としては、潔さ、いつまでもくよくよしない、
そういう生き様を送るのに心身の鍛錬を忘れない、また学問を忘れない。
侍として生きていくことの自己啓発的な、自己修養を行っていくことを忘れなかった。
これが一つの侍の特徴です。
ですから色々な情報を入れていたのだろうと思います。

では、ほかの仕事と侍の決定的に違うこと。
それは、いつも刀をさしておくことです。
寝ているときはさしてないですが、寝ているときでも枕元に刀を置いておきます。
風呂に入るときもとっていますが、いつでも手を伸ばせば刀は手に届く場所においてある。
そういう生活を死ぬまで続けるのが侍です。
今の時代で、どんなときでも武器をもっていると銃刀法違反になってしまいます。
銃刀法違反はアメリカでも話題になっていますが、
自分の身を守るために銃を保持する自由というのを束縛はしていけない。
日本とアメリカの文化の違いでもありますが、ここでいう武士の刀は意味が違います。
決定的な違いは、いつでも命をかけられるということを死ぬまで貫く人が侍だと思っています。
これは前回の話をした中心と部分の話と同じことで、
切捨て御免という言葉があります。
剣を抜いたら自分も失うことになる。
大きければ喧嘩両成敗で自分も死ぬことになります。
それが刀を持っている本当の意味合いです。
いつでもぬける覚悟を持っているが、刀をぬいたとき自分も終わるかもしれない。
これが侍です。

経営者をしていても思うところではありますが、
刀をぬいたときというのは、誰かを切るときだと思うんです。
経営者にとっても人を雇うとき雇えなくなったときまたは事業の判断で
マーケット的に難しくなったときにはマーケットから撤退ということもあります。
いろんな意味でいろんな人が苦労してきたものを、
意思決定して判断していく。
拾うときもあれば捨てるときもある。
ある意味切捨てというときもあります。
そういう権限をもっているのも経営者です。
ですが、権限を持っている経営者はリスクという自分が切られる覚悟も持っています。
経営者としても社員を選んでいるだけなのかというとそうではなくて、
常に優秀な社員から選ばれるのも経営者です。
事業計画を立ててこの事業を行っていくことを決意し、
みんなを動かしていくときに、みんなの時間やお金、
いままで培ってきたノウハウを活かして新しい事業をやっていくのです。
その新しい事業を行っていったときに、もしその事業がうまくいかなかったならば、
自分のリスクは自分でとらなければいけません。
その自分のリスクが、今の経営者は命がかかるものかどうかはわかりませんが、
私も会社を作って、2年目3年目は会社の運営が厳しくて
こだわりたいところへの教育投資には投資し続けながらも、
この事業やメンバーをなんとか成果を出させてあげたいと思って、
苦しいときに、受けたくない仕事は断り続けて、非常に会社が苦しいときがありました。
命をかけてでもこの会社を守りたい、
メンバーが今まで培ってきた大切な時間をかけてつくってきた法人というひとつの人格。
これを殺したくない。それを殺さないためにも自分で何かできることはということで
ある意味命をかけるような思いになるんです。
ですから、刀をもって人を切っているかのように思いますが、
それを抜くとき、新しい事業を始めるときというのは
自分をも切るぐらいの覚悟をもっているんだろうと思っています。
刀を持つということはそれ以外にも経営者にたくさんかぶるところがあります。
ぬいたら切るしかない、切ったら責任をとるしかない。
こういうことを仕事や人生に徹している人が今までの日本を支えてきたのだと思います。

◆リクエスト曲



アーティスト名: EXILE
曲名: 道

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

最近雑誌をみていて、社会的貢献をうたうビジネスや事業が増えてきたなと思います。
何か物を買ったことで、例えば、食に恵まれない国への寄付金になったり、
森林の植樹のためだったり、ということがあります。

先日、東京ミッドタウンのエレベーターに乗っていたとき、
みんなで楽しく緑豊かな六本木ヒルズにしませんかというCMが流れていました。
入会金+全何回×何千円と、値段が書いてあって、
当然ヒルズの緑を増やすのだから参加する人が
六本木ヒルズからもらえるお金なのかなと思ったら、
参加する人が払うお金だったんです。
その近辺に住む人や通る人ならば緑豊かのほうがうれしいと思うんですが、
緑を豊かにするようなことを自分の楽しみとしてお金を払ってできれば
と考えているんだろうなと改めて思いました。

例えば、会津若松市で緑を豊かにしたいといって人を集める場合、
ボランティアがほとんどだったと思います。
でも色々な経費は市や商店街で出したりしますが、
東京のほうでは、緑を増やしましょうといったときに、
入会金と参加料という形でお金を取るのです。
そのとき、自分自身少し違和感を感じました。
違和感を感じた自分に少し恥かしげを覚えたのが正直なところです。
緑を豊かにすることは、近辺に住む人や商店街を通る多くの人たちに笑顔をもたらします。
少しでもそのためにといって時間を対やするボランティアというのもありますが、
自分でお金を払って、緑溢れる会津にしていきたいなと思う人も
当然いていいはずなんですよね。
それだけ地球市民性や、自分がお金を払ってでも
より多くの人に喜んでもらうことをしていく
市民意識が日本も高くなってきたんだなと思いました。
こういったことも東京からの大事な流れで、
商売だけではなく市民意識を高めていくような活動、情報を
伝える番組になっていけばいいなと思います。
お金を払う払わないが良い悪いではなくて、
少しでも自分が誰かのために施せる一人一人がなっていくと
魅力ある誇れる町になっていくんじゃないかなと思います。



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告
引き続き、武士道についてお送りします。


第45回(2007/5/3)  武士道について。
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

4月13日から15日にかけて、ご縁があって東京のお客さんや友達が会津を尋ねてきました。
ちょうど桜の季節と重なって会津の良さを堪能してもらったかなと思っています。
お客さんは会津の食が見てみたいということで、
私としてもセンスのある方や東京でも力のお持ちの方に手伝ってもらいながら
会津が誇れる食文化をプロデュースしていってほしいということで来てくださったんです。
そこで私の父から野菜の話や、
高田町の養鶏をしているところに行って話を聞いてきました。
会津にはこんなに食にこだわった方、
または食に関することがあるんだと喜んで帰っていかれて、
ぜひ会津の食を一緒にやっていきましょうという機会になりました。

◆リクエスト曲



アーティスト名: 今井美樹
曲名: 夏をかさねて (アルバム Ivory から)

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について。

今回は「忠」についてお話します。

忠義の「忠」は封建時代のひとつの特徴とも思えます。
「忠」は真ん中の心と書きます。
どういうことかというと、
人が集まる組織には必ず方向性があります。
その方向性はひとりひとりが心を重ね合わせていかないと、
その方向性に向かっていきません。
会社で言えば社員が社長の心と重ね合わせていくことが大切なのです。
組織をつくり活動していくのになくてはならないものが真ん中の心、「忠」なのです。
ですから、真ん中に気持ちを重ねていくことが「忠」。
社員として公に生きる、より社会のために
会社は存続していくという社会性が高くなっている時代です。
会社が自分たちの利益だけではなく、それが社会の価値にも繋がっていくか、
社会に貢献しうる事業になっていくか、ということも企業に求められています。

私も喜多方市を中心にした学校経営をアドバイスする役割の中でも、
それはつくづく感じることです。
色々な組織が集まっていく中で、みんなが手を合わせて、
人がより幸せに生きていくための社会をつくろうとしています。
その中心になっていくのは組織のトップなのです。
そのトップの想い、ビジョン、
こういう学校にしていきたい、こういう人たちにみんなひとりひとり育て上げ、
組織として力を合わせて社会に役立っていこうというような中心になっていく部分。
一社員として中心に心を合わせながら、
公に生きていくということに繋がることなのだろうと思います。

よく全体の話をします。
全体と部分ということです。
どういうことかというと、
部分を集めたものが全体ではないのです。
例えば、自分は一日の中でどんな一日を過ごしていますか?
と聞かれたときに、朝はこういうことをして、昼はこういうことをして、という部分があります。
それを全部合わせたものが今日一日の全体になります。
または学校の中でどういうことをやっているかというと、
勉強や部活動、その他の色々な活動もしたりします。
その部分を合わせて学校というものの中における全体になると思います。
その部分の集合体が全体ではないのです。
例えそれを全体といったとしても、部分を集めても、
全体としての力にはまだなっていかないのです。
部分を集めて、もっと大きな方向性に向かう力になっていくときに
重要なものが中心なのです。
自分の一日の中の中心は一体何か。
学校や会社の中における自分の仕事的な全体の中心、柱は何なのか。
柱を明確にして、柱と部分の関係が全体なのです。

例えば、「こういう学校にしていきたい…。」というビジョンをつくります。
学校に関わる人たちが、関わったことで誇りを持ってもらえるような経営をしていく
というのが、トップの思いや願い、心だとします。
それが柱になるのです。
では誇りを持ってもらうためには、授業をどういうふうに工夫すればいいのか、
誇りを感じられるような課外活動は何なのか。
そのように中心と部分の業務や活動を重ね合わせていく、
中心と部分の関係が全体になっていくのです。
そういう中心と部分の関係ということをつくれてはじめて全体に力が出てきます。
その中心の心が「忠」です。

忠義というもので誰かのために命を捨てる。
それが君子のためであれ、と軍国主義に流れていったりするのは
良くないのではないかという時代もありました。
いずれにせよ、人が集まって何かを成していくときには必ず、
中心の心が力を成していくのです。
その向かう方向性が時代によっては間違っていたと、今思えるときもあったでしょう。
また現代においても多くの人の集まりの中で、
その集まりは違うと、人を幸せにするものではない、という集まりもあるかもしれません。
進む方向はとても大事なのです。
中心の柱があればどの組織もすばらしいかといえばそうではありません。
中心が間違っていて、中心に心を合わせて、
確かに力を持っている会社や人の集まりがあったとしても
方向性が違っているのでは、その力は逆に人を不幸にする方に導いていく結果になるのです。

「忠」はただ単に、天皇や国王や藩主に対しての絶対的の服従を意味するわけではなく、
現代においても、武士道の「忠」、真ん中の心は
私たちのたくさんの集まりの中で誰に心を合わせていくか、
または自分の心に合わせてくれる人を集めてどんな活動をしていくか。
そういう人が集まって何かをしていくというときに、
とっても大切な哲学が「忠」の心なのだろうと思うのです。

そういったところが「忠」という字を、現代の中にでも生きる真理として、
変わらない真実として、組織経営やサークルに活かしていければ、
武士道の中における「忠」のキーワードが活きてくるのではないかと思うのです。
そういう意味では「仁」、「義」、「礼」、「知」、「信」、「忠」というキーワードは、
現代の社会においてもとても必要なキーワードを残してくれているのだろうと思うのです。
そういったことを私たち自身が、自国が800年の武家社会を通してつくってきた武士道を
さらに体言して、これからの800年を引っ張っていく役割があるのだろうと思います。
また、今回武士道の講演をしてくれた林英臣先生も、
そういう気持ちをもって伝えているのだろうと思います。

武士道を私たちひとりひとりが体言して、
社会の中の貢献性の活動をしていけたとしたならば、
どれだけすばらしい社会が出来上がっていくだろうかと念ずぜにはおれません。
少しでもそういったところの参考になればと思います。

◆リクエスト曲



アーティスト名: 今井美樹
曲名: とっておきの朝を (アルバム Ivory から)

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

14日は野菜や養鶏の話を聞きに高田にいきました。
野菜や養鶏の話を聞いて共通していえることは、人間の便宜。
人間にとって便宜上という形で、鶏に細菌がついて食べられない状態になったときに、
私たちは食べる人のことを考えず抗生物質や薬を飲ませて済まそうとしました。
野菜もそうです。
農家の方の採りやすさの便宜もありますし、とにかく量を多く取れるようにして
収益を上げたいという経済的な行為がいき過ぎて
今は量をとるための窒素成分が残留として野菜や土に硝酸態窒素として残って
人間の体を悪くさせてしまうものを残してしまいますし、
水道水が飲めなくなるものの一番の原因は農薬なんです。
または肥料であったりもします。
それが環境破壊や人間の健康を蝕んでいたりするんです。
ですから、人間が良かれと思っていましたが、
ゆくゆく人の本当の幸せとは何か、長い間やり続けていたらどうなるのかと、
考えもせずにしてきたことが今の私たちにしっぺ返しがきている。
自業自得という状態になってきています。
そうではなく野菜など農産物のことも考え、人の健康やおいしさや、
または幸せや住みやすい社会を考えたならば、
どういう農業や養鶏をしていかなければならないのか。
本来あるべき農業の姿、そこから出来上がる野菜や鶏がどういうものなのかを
ずっと考えてきて、ずっとそれをやり続けてきた人たちの話だったんです。
今東京のこれからの時代を開いていこうとしている人たちは、そこに非常な感銘を受けます。
そういうものを知りたかったし、そういう食べ物を探していたと口々に言うんです。
その人たちの答えが、またはそれを体言している人たちが会津にいたといって
会津に来たことを喜んでくれました。
東京に行って会津の食、文化の再興に力を
惜しみなく提供したいという人たちばかりですので、
形にして実績を収めていければなと思います。

15日は昭和村に行きました。
東京の人が観光地としてどんなところに行きたいか、
または東京に住む人がどんな場所で時間を過ごしたいか、
色々な話題が挙がりますが、
この全会津において一番実現しうるのは、
私がいまのところ知る限り、昭和村かなと思いました。
湧き水を尋ねてみたいということで昭和村に今回行ったのと
昭和村の方から「からむし織」という伝統的な織物をなんとかしてほしいということで
お話があって行きました。
「からむし織」実際見てみてすばらしいものでした。
そこでできあがったものはまだまだマーケットに対してはそぐわないものあるんですが、
「からむし織」を織っている女性の姿をみるとこれは男性にはできないなぁとおもいました。
織物をおっている女性の姿、一本一本で生地を織っていく愛情をまとう衣こそ
本当の衣になっていくと感じました。
昭和村についてももっと調べて実際に足を運んでいろんな方と話をしながら
昭和村の美しさ、これからの可能性、
そしてそれが日本人の誇りとして育てていくものになっていくであろうと
いうことを本論のかっこいい大人論でゆくゆくは語っていきたいと思っています。

昭和村、からむし織りについて
昭和村のホームページ



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告



第44回(2007/4/26)  武士道について。
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

4月8日に京都に行ってきました。
今回は、以前お話したルイ13世ブラックパールを出している
レミーマルタン社というフランスのコニャックの会社が、
ルイ13世を日本でも多くの人に普及してもらいたいということで
私を含め10人くらいの人が京都の不老庵に招かれました。
京都の不老庵は嵐山の近くにあります。
ちょうどその頃は嵐山の桜が満開で観光客の方がたくさんいました。







嵐山の桜は、天皇がかかえていたデザイナーが
山一つをキャンバスにする感じで、春は桜、秋は紅葉というふうに
季節の移ろいを感じられるような山をつくったという話をききました。
普通の山の桜とは違い、嵐山が一つの絵画のような
自然と一体となったものを伝えるのが王朝の美学だそうです。

◆リクエスト曲



アーティスト名: 河口恭吾
曲名: 桜(feat.ウェイウェイ・ウー) (アルバム I LOVE YOU singles から)

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について。

今回は武士道のキーワードのひとつ「信」についてお話します。

信用とは、言葉と行動が一致することだと思う。
と、武士道について講演をされた林先生は話をしていました。
人間は、言葉は手前で本音は行動にでていくものだと思うんです。
そこを戒めて、言葉と行動を一致させれば信頼される人間になっていく。
そういう人たちに仕事は集まっていく。
これは今も昔も一つの真実だろうと思うんです。

よく、言行一致ともいいますが、
言ったことと、行動が一致することが信にあたる。
その信をもつものとして、信用される者という字が「儲かる」と書きますよね。
ビジネスにしても人を騙して詐欺をして一時はお金が儲かるかもしれませんし、
税金のことでも所得を隠していたなどと最近も言われていますが、
一時、お金を得たかのように思いきや、きちんとした信頼に基づいた
人間関係やビジネスをしていかないと結果的には
儲からないことになっていくのだろうと思います。

そういう儲けることを目的にして生きているビジネスは続きません。
続いていったとしても欺き続けていくことに自分自身が疲弊をしたり
それをわかって見抜く人は関係を遠ざけていくものです。
そういう意味でも私の中でキーワードとしておいているのが「継承」です。
代々家業を継いで、自分の一生涯かけてでも、
培ってきた信頼、信用に基づいたものを継いでいくものに関しては、
一時だけの目先の儲けではできない価値が作られていくと思うんです。
特に事業として長くやっている会社、地方の中に生きている人たちは、
代々培ってきた信用に基づいて仕事ができていたりします。
新しい情報も入れながらよく考え、
専門家の人たちと語り合っていきながら知恵を駆使して信頼を築いていく。
そういう継承を今の現代の人たちには一つ課題になっているんだろうと思うんです。

私も会津の経営者の人たちに会津の経済を
どうやったら良くしていけるか、という話をするんですが、
一つのキーワードは社長のもので会社をまとめられる人を
育てている会社が実は少ないのではないかなと思います。
会津の経営者の方とお会いしますと、その方で今のある程度の企業がもっていたり
その方の意思決定で今の会社がまわっている。
その人がまた地域のために外の活動をされていたりするんです。
一人ができる限界は限られています。
地域の活動をしていきながら、自分の会社を大きな変革の時期にも踏まえて
どう変えていくか非常にエネルギーのいる時代の中で、
2つ両立させて継承していけるほど家業を継いでいけるのは
中々できるものでもないと思います。
それを知った上で家業に専念している人もいれば、
地域のためにがんばっている方もいると思います。

今、会津の中の経済にしろ、色々な地域貢献の活動にしろ、
時代で成果を出していくためには、
自分がいなくてもまわるような人材をきちんと育てていくことが大切だと思います。
そこを疎かにしていては、
地域の貢献活動をしていながら自分の会社が潰れてしまう、
そして地域貢献の活動も中途半端になり…
という結果になってしまうと思うのです。

でも二番手を育てたとき、他にがんばっている人にも給料を払わなければならないから
自分の給料も減るのではないかと不安になる人もいたりしますが、
そういうときにこそ「信」が活きてくるのだと思います。
お互いが分かり合えて、信頼しあえて、役割を任しあえるような人を育てて
会社を守り立てていく人がいるだけでも会社がまわっていくと思います。

私も会社をつくったときからそれを意識していて、最初から課題にしてきました。
自分から指示をだすことを極力せずに、
目の前にある成果は出にくくなるかもしれませんが、入る所得を減らしてでも
部下に仕事を任せ失敗させてでも経験をつませ
将来会社を担っていけるような人材を辛抱強く育てていったものです。
T&Fカンパニーは5年目で代表取締役社長を譲り、
今は代表取締役会長という役割で、
個人の教育におけるメンテナンスと、めまぐるしく変わる時代の中で今までやってきたことを
活かしながら次の時代を切り開いていくような長期的な戦略や人脈づくりや
ビジョンをつくっていくことをしています。
こういうことをつくっていくために必要なものが「信」だと思うのです。
このような体制を築いていくことも武士道に繋がっていくところなのだと思います。

次回は「忠」についてお話します。

◆リクエスト曲



アーティスト名: 河口恭吾
曲名: A Place In The Sun (アルバム I LOVE YOU singles から)

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

ルイ13世はフランスの王朝貴族のブランドです。
そこで日本の王朝の美学を堪能しながら、ルイ13世の語りをしようということになり
京都の嵐山ですることになりました。
王朝ならではの美の文化の継承者、日本の国の美学としての物をつくり継承していくのもひとつの
王朝貴族の役割なのかもしれません。

今回の正客として招待されたのがドトールの会長でもある鳥羽さんでした。
鳥羽はドトールを1代で成して、
皆さんがほっとできて元気になれるカフェをつくっていきたいという思いで
これだけのチェーン店をつくったんですが、
そこで築いた財を活かしながら日本の文化、
社会に対しての貢献をしていきたいという熱い思いもありました。
その方を中心にしながら色々な方が10名招かれてお茶の懐石をいただきました。




その中でルイ13世を通して1代で築けるものでなく2代、3代、100年、200年、
数百年続く日本の美の文化、和の文化の再興、ルネッサンスと
それを多くの日本人たちに感じてもらいながら、この国や地域に生まれてきた人たちが
誇りをもてるようなものを少しでも普及していこうという
合意をしあいながら茶懐石をしました。



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告



第43回(2007/4/19)  武士道について。 
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

会津では桜が咲いていますね。
去年の四月だったと思いますが、仕事で京都にいっていました。
京都は会津と同じ盆地ですので山桜や、歴史のある神社、お寺、
歴史のある背景、風景とともにさまざまな桜があります。
下の写真は去年の京都の桜です。
会津の桜と京都の桜の違いを見て楽しんでください。

【木屋町通り】


【円山公園周辺】


【京都御所】



【高台寺】



【清水寺】



【二条城】




【北野天満宮周辺】


この春も、4月8日に京都に行ってきました。
以前お話した、ルイ13世ブラックパールをだしている
レミーマルタン社というフランスのコニャックの会社が、
ルイ13世を日本でも多くの人に普及してもらいたいということで
私を含め10人くらいの人が京都の不老庵に招かれました。
詳しくは次回お話します。

◆リクエスト曲



アーティスト名: 森山直太朗
曲名: さくら

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について。

今回は知恵の「知」についてお話します。

武士は刀を抜いて相手に向かっていけばいい、というものではありません。
人を殺めるのが武士ではない、そのために刀をもっているわけではありません。
武士道の中で武力だけではだめということです。
知恵を使わなくてはならないということを説いています。
例えば織田信長は天下をとるためにとても知恵を使いました。
昔は一年中戦うのは難しい時期でした。
多くの兵士が農民でもあったからです。
ですから農閑期に戦うことをしていました。
しかし織田信長は初めて兵農分離ということをするんです。
兵は兵、農民は農民と分離して、武士は城下に集めます。
24時間いつでも戦える軍隊を用意しました。
京都に入ることが天下取りにとってとても大切なことです。
オセロゲームでいえば、四隅をとるということ。
尾張、美濃、と逆算していくと京都に入るというゴールの中に天下取りがあった。
大津はここを通らないと東にでていかない、栄を通らないと鉄砲を大量に入手できない。
そのツボどころをきちんと知恵として見抜いて持っていたのも織田信長でした。
または武田騎馬軍団を織田信長が破ったときは、
鉄砲隊を順繰りに行うことで鉄砲の連射方式を作り出しました。これも知恵です。
毛利軍と戦ったときにも、鉄張りの船をつくった。
火の矢を射ても鉄張りなので火がつかない。
そこから大砲を出して飛ばしていく。
毛利軍は壊滅的な打撃を受けました。
知恵を使うことも武士道においては忘れてはならない。
案外見落とされがちなんです。
今でいう武士道は、ラストサムライにも描かれましたが
忠誠心や仁、義、礼の心であったりもしました。
無駄な犠牲を強いることなく戦わねばならないところに対して、
どう戦っていくかというところも一つの知恵です。
そういう知恵がどうしても見落とされがちになります。
今で言えば、ビジネスの手法で武士道が説かれるよりも、
スピリチュアルな部分で武士道がとかれます。
でも武士道は精神性でもなく、時代遅れのものでもなく
今の時代の最先端も分かった上で、知恵を持ち合わせ前に進んでいく。
それも一つの武士道の大切な要素なんです。
ですから知恵を使うことも、武士道においても忘れてはならないことであり
武士道で誇れることが知恵であるということ。
学校では知恵を学び、または会社ではスキルを学び、
そこで失われてしまいがちな思いやりの心であったり、
礼儀を武士道で学ぶということではないんです。
武士道の中でもこの知恵を非常に重んじるわけです。
見落としされがちですが、そうではない。
特に経営の世界にいる人たちは知恵を使わなければなりません。
会津が大事、人が大事ということだけで経営の戦略の部分に通じていなかったり
相手や今の時代を最先端の技術であったりその流れを知って初めて
色々な情報が集まって初めて知恵が生まれてきます。
もちろん情報だけわかっていても知恵は生まれてきません。
そのなかで今までの経験を活かしていきながら知恵になっていくんですが、
会津盆地の中に囲まれて、情報が入ってこないからと待つにあらず、
知恵は情報とともに求めていって実につけていくものなのだろうと思います。
失敗を恐れず自らが経験していって失敗とともにまた学んでいくのも知恵なんだろうと
その勇気を与えるのが武士道の仁と義に基づいた行動力でもあります。
仁と義と礼を踏まえたうえでの知恵。
思いやりや、それを自分がやらずば置かぬという志。
それに導かれた知恵は身についていく。
その志という一つのエンジンに、餌をくれてやりながら進んでいった結果として知恵が身についていく。
知恵は目的によって善にもなり悪にもなります。
知恵を何に使うかによって結果が大きく変わるんです。
武士道はそのキーワードの中で思いやりと、
その誰かのために放っておけない義の心。
その志を目的としてそのために使うのが知恵であるという目的をきちんと確認した上で、
知恵の大切さを教えているんです。
この知も武士道において大切なキーワードです。

次回は「信」についてお送りします。

◆リクエスト曲



アーティスト名: 森山直太朗
曲名: 時の行方 〜春の空〜

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

PCや携帯で自分の日記を書いている人はどれだけいるでしょうか。
今はブログという形で携帯でもPC上のインターネットでもブログという日記が書けます。
なぜ日記というのが書きたくなるのか、そして日記を書き続けることができるのかということですが、
単純に、多くの人に自分を知ってもらいたい欲求は誰にでもありますよね。
自己顕示欲というと悪いイメージがあると思いますが、
決してそうではないと思っていて誰にでもステージの上に立ちたいというのは
小さい頃から誰もがもっているものです。
自分を多くの人に見てもらえるということもきっかけにしながら、
または自分と親しくしていても頻繁に会えない、
今まで手紙や電話でなければ連絡をとりあうことはできませんでした。
でも、ブログに友達のことが書いてあれば離れていても、忙しくて連絡が取れなくても
その人が何をしていたのかということを伝える、または知る手段になっていきます。
人間のコミュニケーションをとても近く、便利にさせたのもひとつあると思います。
もうひとつは、自分の書いたことに対して反響があることが
日記を書くモチベーションになるんだと思います。
ですから人との関係をよくしていくために、多くの人といい出会いを築いていくためにも
役立っているのがブログなんでしょうね。

そういったことを行っていくひとつの場として、ツールとして今普及しているのが
SNS(ソーシャルネットワークシステム)です。
そのなかでも会津のなかでいくつか地域SNSが立ち上がってきています。
私の知るところでも3つ〜4つありますが、
今回は私自身が関わっているものを紹介します。
Comnit(コムニット)というブランドです。
東京のラソナという会社がやっていて、私もそこでコンサルティングをしています。
今は渋谷、表参道、自由が丘、恵比寿、代官山、京都、諏訪、会津のcomnit立ち上がっています。
地域の情報を地域のひとが連携をしながら、楽しくおもしろく一緒になってつくっていく
ということができるのがcomnitの特徴です。
個人が集まりをつくっていくというよりも、
地域に足を根ざして地域の情報を、FM会津ともコラボレーションで進めていきますが、
comnitを盛り上げていこうと思ってます。
これから全国版が立ち上がっていきますので、全国の人たちに会津の良さを伝えていく場としていきたいので
みなさん、ぜひ会津コムニットに参加していきながら会津の情報を伝えていきましょう。



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告



第42回(2007/4/12)  武士道について。 
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

ミッドタウンが3月30日にオープンしました。
ミッドタウンでは私のもうひとつの会社、会津食のルネッサンスという会社で
米処雷神光というお店のコンサルティングをしています。
会津食のルネッサンスでは会社を通して、
会津の食を再興していこうと3年前からやっています。
その食を再興するきっかけとなったのが、この雷神光というブランドでした。
会津で知人に手伝ってもらいながら、農家さんに特殊な肥料と農法で
雷神光というお米のブランドを作ってもらって、郡山でおにぎり屋を展開しています。
そのおにぎりのノウハウなども知ってもらいながら、今回話題のミッドタウンに
会津のコシヒカリを雷神光というブランドで、お弁当やおにぎりにして届けています。





3月24日〜26日はミッドタウンのプレオープンでした。
このプレオープン、24日はミッドタウン関係者の方、行政の担当の方にお集まりいただいて、
25日は業者関係者や店舗に入っているお店と関連している方たちが4万人くらい集まり、
26日も4万人くらいの人たちが集まりました。
私たちからは25日26日がオープンに近い感じで、そこでお客さんの反応をみたり、
26日はメディア関係者の方たちもきていたので、たくさんの方たちが取材にきていました。
米処雷神光はまもなく発売される美的という雑誌に載ります。
テレビでは、BSiの新しい深夜番組に雷神光が取り上げられます。
放送日は過ぎてしまいましたが、関西テレビでも米処雷神光が取り上げられました。

多くのメディアの人に取材してもらい、ミッドタウンは今とても沸いています。
東京にお寄りの際は、会津コシヒカリ雷神光のお弁当やおにぎりを、是非食べてみてください。
雷神光は、会津の食の再興を考えている会津食のルネッサンスの一つの結果でもあります。
ブランドの作り方一つで、会津からも全国に発信ができるんだ、
という勇気をもっていただければ
または、おいしいといってくれる人たちの声を生で聞いて
誇りを持っていただければと思っています。
会津の誇りをみなさまに。

東京ミッドタウンのサイト → http://www.tokyo-midtown.com/jp/index.html
米処雷神光のサイト → http://www.raijinkow.com/ 
会津食のルネッサンスのサイト → http://www.a-foods.jp/ 

◆リクエスト曲



アーティスト名: コブクロ
曲名: 桜

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について。

先週は仁と義についてお送りしました。今回は礼についてお話します。

礼は昔の感じで、「禮」と書きます。
示す辺は、祭壇に掲げたお供え物をあらわしていて、
このお供え物が豊かな様を、「禮」と呼んだそうです。
礼は、敬う心がとても豊かであることと、心をかたちで表している様子のことを言います。
自分の都合を聞いてもらうために頭を低くしておくとか、
おべっかを使うことが礼ではないのです。
私はあの人を敬っている、感謝しているから、とは言いながら
「ありがとう」の一言もないと、相手には伝わらないわけです。
きちんと思いだけ抱いていれば良い、というわけではなく、
思いをきちんとかたちに表して伝えることで、初めて相手に伝わるものもあるんです。
礼を軽んじていては、自分も思っているから相手もわかってくれるだろうとか、
わかってくれて当たり前だとか、どうしても自分よがりになってしまうところがあるんです。
心は心だけでは伝わらない。それをかたちに示していくことで相手に伝わっていくんです。
私の心を見てください、といって見えるものではありません。
なんらかしらのかたちに表していくことが礼です。

封建社会で武士が活躍していた時代はとても礼を重んじました。
子供でも親に対しての礼を、現代からすると
過剰ではないかと思うくらいの礼を示しています。
礼をしつけとして学び、敬う心を豊かにしていく。
礼をしつけとして学びながら繰り返していくことで、豊かな心、敬う心を学んでいく。
この2つの順序があるそうです。

一見堅いと思われていることでも、実はそういう理由や、深い文化があるのです。
礼がどういったものなのかを大人は知り、心がけ、それを子供に教えていく。
時代が変わると、礼の仕方、かたちは変わるかもしれませんが、
礼という大切な心や、それをかたちに表していくことの大切さは
時代が変化しても変わらない一つの大切な真実なのだろうと思うんです。
とても当たり前で、肩肘張った感じもするかもしれませんが
しつけとして礼を覚え、敬う心をかたちに表していくことが自然に出るようになると
かっこよさとしてにじみ出てくるのかなと思います。

家族や親しい友人など、分かり合えた仲だと、言葉を使わなくなってしまいがちです。
言葉を使わなくなってしまうと、考えなくなってしまうんです。
だから、親しき仲にも言葉や礼儀を通して、相手に伝えていくことを怠らないようにしていくことは
これからの人生で自分自身が考えて、志を立て生きていくときにも繋がる
ひとつのキーワードだと思っています。

◆リクエスト曲



アーティスト名: コブクロ
曲名: ここにしか咲かない花

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

この春は、卒業、入学、入社、色々ありますが、キャリアが変わる季節です。
最近は私もいくつかの役員をやっていて、一社が入社式を迎えました。
そこで新入社員の人たちに、「なぜこの会社にはいったのか」と聞いてみると
会社の人柄、会社の社長、会社について説明する社員の人たちに惹かれて入った
と、同じ答えが返ってきました。
それを聞いて、今のトレンドは変わったなと思いました。
一昔前の就職活動というのは、「どんなことを働いていきたいか」、
「何をして働いていきたいか」、
働くもの柄が重要でした。
「何をしたいか」、で会社を絞り込んで、
その中から自分にあった会社を選んでいったと思います。
高校のときも「何をしたいか」、というキャリアや将来のことを考えて、
そして夢を持ちながら自分の進路を組んでいく、ということをメインにしていたと思います。
ところが最近は、「誰と働きたいか」、「どんな人と働きたいか」、
ということを重視するようになりました。
専門分野をもっていたとしても、その専門分野が活かせる領域は、
ビジネスの革新、イノベーションによって変わってきます。
もしかしたらこれから、色んなことをやるようになるかもしれない…と、
将来の自分のキャリアを考えたときに、その専門分野を得意としてやってきたことが
違うかたちで活かされるかもしれない。
だから、「何をしたいか」、を重心に置くよりも、「誰と働いているか」、の方が
自分のキャリアや幸せ、この会社で良かったと思える満足度に
関わってくるようになったんでしょうね。
みなさんは、どんなモチベーションでこの会社にいますか?
誰と一緒に働きたいか、そう思われる大人になっているか、
またはそう思うことを大事にしている大人なのか、
そんなことを考えるときにきっかけにしてもらえればと思います。



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告



第41回(2007/4/5)  武士道について。 
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

先日、新国立美術館に行ってきました。
そのときは静物画が今までどのような歴史、変革をもちながら
描かれていったのか、という展覧会でした。
最初のほうはピカソの素描がのようなものから始まって、
最後のほうは物が置いてあったり、テレビで映像が流れていたり、
思わず踏んでしまったんですが、作品として石が敷き詰められたものがありました。
静物画といっても、自分が想像していたものとは全然違う発展がされてるんだなと思いました。
驚いたことは、館内がものすごく広いんです!
閉館の1時間半前くらいに入り、順に作品を見ていきました。
もうそろそろ出口かなと思い、館内の地図を見ると
まだ3分の1も終わっていませんでした。
館内の作品を3分の1見た後にあと、
閉館前15分で残りの3分の2をどう回るかということになってしまって
足早に通り過ぎてしまったんですが、非常にもったいなかったです。
全体がどうで今自分はどこにいるのか、
前回の武士道で大局が大事だ、という話をしたばかりですが、
今回、大局を失うということを間近に経験したところでした。
新国立美術館は、非常におもしろいユニークな展示もしているので、
六本木にお寄りの際には行ってみてはいかがでしょうか。


◆リクエスト曲



アーティスト名: 松本 俊明
曲名: グラン・ジャットの日曜日(アルバム blue breath 2 から)

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について。

会津ではまもなく桜の季節になってきています。
日本人はなぜ桜を美しいとみるか。
おそらく無常観なんだろうと思います。
無常観というのは常が無いとかきます。常が無いというのは、変わるということです。
「この世の全ては、常住であるものがない。全て変わり続けるというものが変わらない真実だ。」
これが諸行無常というんだそうですが、その無常観を人間は非常に深く持っています。
無常観とは、もともとは仏教から来ている言葉です。
仏教とは、無常観と罪悪感その二つの視点で
私たち人間の真実の姿を見ていくのが仏教ですが、
仏教が礎となって武士道もできているのだろうと思っています。
武士道の美学の中に、死や、花が散ることの無常観があるんです。
でも、その「無常観」という、消えてしまうことを考えると
非常につらく寂しいと思うかもしれません。
ですが、長くは無いんだということを知ることで
今の一日一時間が大切になったりするというのも無常観なんです。
自分の人生何年と平均寿命をとればまだまだあると思う人もいるかもしれませんが、
無常とは、よくろうそくの炎に例えられるんです。
ろうそくが燃えてなくなっていくほど、当然火は消えていくでしょう。
だから年をとっていくほど火は消えていくんだろうと思うんです。
でも無常というのは風にたとえられます。
どれだけそのろうそくが長かろうと短かろうと、いわゆる若かろうと年をとっていようと
無常の風というものが吹かれたときには火は消えるんだというんです。
そういう散る儚さや、無常観がひとつの武士道にあるわけです。
明日がある、と思うから今日の力を抜くんです。
来年もある、と思うから今年から始めようと思ったこともできないままで終わったりするんです。
本当に今年1年が最後かと、本当に真実からいえば私たちが死ぬときは明日でもないし、
来年でもなくて、常に今なんですよね。
明日死にます、という人もいないし、昨日死にました、という人も生きていないわけですから、
死ぬときというのは私たちは今死ぬんです。
そういうものも武士道の中の根底に流れているんだろうと思います。
そういう無常観があって、だからこそ桜の散る美しさというもの、
またはその美学というものが繋がっているんだろう思うんです。
そういったところも武士道の美学私たちの遺伝子の中に深く入っているし、
ではなぜそれを美しいと思うのか。私たちが桜が散るのをみて美しいと思う日本人。
ではなぜ日本人はそれを美しいと思うのかということを考えていったときに、
武士道を学ぶきっかけになったり、今まで気がつかなかった奥底にあるような自分に
触れるようなそんなことがあってもいいと思います。

シリーズ4、5回を通してきて、いくつかのキーワードがあるんですが、
そのうちのひとつは、仁ということ。
仁と義というのは武士道において重要なキーワードだと林先生はいっていました。
仁義というと別の世界の話のように聞こえますが、仁というのはもともと真心、
人に対しての優しさということを意味します。
仁という字は人間が二人いるというふうにかきます。相手に何ができるかという真心が仁。
その仁の真心がおこると義という心が生まれるんですといっています。
義という心は放っては置けないという気持ちなんです。
義というところは人間として美しいとはどういうことか、自分だけではなく人のためによりよい
多くの人のためになることをするというのを義といいます。
仁というやさしさ、思いやりの心をもっていくと、
苦しんで悩んでいる人たちを放って置けなくなるんです。
もっと幸せにしたいと自分が愛したり、
大事にもっている人をもっと幸せにしていきたいという気持ちに変わっていくんです。
その気持ちが義です。
仁というやさしさに基づいての義なんです。
自分は人の上にたちたい、金儲けがしたい、人から少しでもよく思ってもらいたいというのは
野望といいます。志と野望の違いというのは、
志はこの仁という思いやりと義というほうって置けないという気持ちに
支えられてできるのが志なんです。
野望というのは自分さえよければいい、
という仁の心も義の心もない、仏教で言えばガリガリの心。
餓鬼の心といいます。自分自身のことさえ考えていればいいという餓鬼の心。
志のある人というのは、仏教では旦那さんといわれる。
旦那とはダーナ。もともとサンクリット語の言葉で布施者を意味します。人に何かを施す人。
それをダーナ、旦那さんというんです。やさしい思いやりの仁の心と、それを放っておかずに
苦しんでいる人がいればそれを助けようと、
一人でも多くの人にということでそういう事業に携わったり、
そういった政治の活動をしていったりという人たちはたくさんいますが、その仁と義の心。
義というのは放っておくわけにはいかぬという精神のことをいうんです。
そういうことを大儀であたりとか正義、誰かのためにやらずはおかぬという奮議。
そういう言葉で、義といいます。
また、そういう心を持った人たちを義人ともいうんです。
この仁と義というのは武士道を語る上でも、もっとも大切なキーワードのひとつなんです。
またその仁と義というものがなかなか分かりにくい場合に、私も会社で話しているのは、
昨年のテーマが旦那の会社づくり。
餓鬼の会社づくりはするなと、自分のことだけを考えてるような人たちは、
結局誰にも相手してもらえなくなるし、自分がこうしてもらいたいと思うことが
どんどん離れていってしまうものだと。
そうでなくて旦那になっていきましょうと。
自分のことは差し置いてでも人の幸せ、人の成功を考えていきましょうと。
それをできる人間になっていきましょうと。
餓鬼の心を捨てた旦那の会社づくりをしていきましょう、目指していきましょうということを
去年T&Fカンパニーでは話しつづけてきたことだったんです。
そういう餓鬼、旦那というところのキーワードは別の視点で言うと、
仁の心と義の心というのがあるかどうかというところです。
それが武士道にとっては重要なキーワード。

来週はこの義のほかに、礼という言葉や、色々な言葉のキーワードを通して
武士道とは何かという語りをしていきたいと思っています。

◆リクエスト曲



アーティスト名: ケイコ・リー
曲名: 夢幻蒼 (アルバム blue breath 2 から)

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

先々月くらい前のことになりますが、
テレビでアフリカの飢餓をテーマにした世界経済会議というものをやっていました。
その中にかっこいい赤いサングラスをした人が一人いました。
その人はU2というバンドボーカルのボノという人でした。
非常に有名で少し古いロックミュージシャンでもありますが、
その人たちがレッドプロジェクトというのをやっているんです。
アフリカの飢餓をなくしていこうと訴えているのがレッドプロジェクト。
世界でも赤というものをキーワードにしています。
例えばアメックスはレッドカードというものをつくって、
その利用の何パーセントかはアフリカの飢餓にだとか、
レッドモバイルという携帯電話を使うと
利用料の何パーセントかがアフリカの難民にいったりするんです。
そういったことを少しでもアフリカの人たちに届けようとしているのがレッドプロジェクトです。
私たちは豊かなところに生きているということが当たり前になっていって、
貧しいところで苦しんでいる人たちを忘れてしまいがちですが、
そういったことの責任の一端を私たち一人一人にあって、
私たち一人一人の気持ちや行動が、そういったことを少しでもなくしていく。
仁と義の心ですよね。
なくしていくということが、社会が成熟していくと一人一人思うようになるんだとおもうんです。
ですから、同じサービスを受ける、同じ商品を買うにしても、
その商品やサービスを私たちがお金を払ったことで
ひとりでも多くの人が飢餓から救われるとか、
そういったことになっていくサービスや商品を作っていくことが
新しいマーケティングになっていくんだろうと思います。
そういったサービスや商品のコンセプトをつくっていきながら
会津の食のブランドの立ち上げや、観光を考えていかなければならないとも思うんです。
そういったところも気づいていきながら、
一人一人のためになんて大きくて遠い、なんて言わずに
自分ひとりの行動から起こしていけるようなサービス、
またはブランドを作っていければいいなと思います。



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告



第40回(2007/3/29)  武士道について。 
◆最近の出来事
このコーナーでは、最近経験したこと、知ったこと、サービス、商品をピックアップします。

【地域環境報告書】
今、会津の食のブランディングをどのように行っていこうかと、
色々な関係者の方と話をしています。
会津と言えばときいて、「自然に恵まれていること。」ということが出てくるかもしれませんが、
自然の豊かさがあるのは、他の地域、特に海外を見渡してみると
そんなにたくさんあるところではないんです。
今、環境に関して感心が高まっています。
企業なども多くの二酸化炭素を排出するような企業であったり、電力を消費するような企業は
環境報告書というものをつくりながら、自分たちが環境に与えている影響を計算して
悪い影響の部分は減らしていく努力をしているかという報告と、
環境のためにできていること、木を植えました、水を浄化して放水していますなど、
環境を良くしていくことをできるだけ数字にしていきながら、
環境報告書というものを作っているんです。
私も10年くらい前に会計士の勉強をしていたときに、
ちょうど環境会計士というものがでてきました。
その環境会計というものがでてきてから10年。
多くの企業、多くの市民が環境というものについてだいぶ関心も出てきたところです。
この地域の環境はどのように汚染されて、それをくい止めるような政策をしているのか。
という報告書をきちんとつくったほうがいいのではないかと思います。
それをつくるだけでも、環境に対して意識が高い地域だとまわりからも認められていき
それがブランドになっていくだろうと思います。
環境というのは全体を考えた上でないとブランドが作れないので、
会津における環境報告書をブランドにどういかしていくかというのを
今週のトレンドのコーナーでお話したいと思います。


◆リクエスト曲



アーティスト名: Jake Shimabukuro (ジェイク・シマブクロ)
曲名: ビートルズ・メドレー(アルバム blue breath 2 から)

◆かっこいい大人論
このコーナーでは、私達が出会った粋な大人たちに「かっこいい大人」問います。

全国から海外からゲストにお迎えして、経験、ライフスタイル、考え方、その国の習慣、感じること、などお話を伺って、その人が思い描くかっこいい生き方を紹介します。一緒にかっこいい大人になろう。

武士道について。

以前、林英臣さんという方が会津で「会津の武士道」の講演をしてくれました。
その林先生の講演をもとに、少しでも会津の武士道を語っていけたらと思います。

前回は坂の上の雲という司馬遼太郎さんが書かれた本の題材をもちいて、
人間は苦労でだめになるのではなく、苦労の意味が分からなくなったときにだめになる。
人間は苦労の意味がわかるときは、大抵のことは踏ん張っていける。という話をしました。
当時の武士は坂の上の雲というものを明確にもっていて、
その雲に向かって踏ん張っていく苦労をいとわなかったんだろうと思います。
現代では、坂の上の雲というものをどれだけの人がもっているのでしょうか。

経営者やリーダーというのは、
遥かな志をビジョンを皆に示していくというのがリーダーの役割なのだろうと思います。
まずひとつは大局に立つということ。
自分が立っているこの時代、社会の大局をみていくことが大事だと思います。
自分がどこに向かっていこうかと考えたときに、大きな地図を見て
まずここに行こうと全体を眺めてから、そこまでの道のりを細かい地図で見ます。
大局というものをきちんと知った上で、
自分はその大局の中のどこにいるのかということを知って、
これからの坂の上の雲、または目的、志を立てていくことがとても大切なんだろうと思います。
その中に大局というのは色々な視点でみられますが、
ひとつは時代観。
林先生は、
「東西の文明というのは1600年かけてその興隆衰退というのが行われる」
と言っています。
今はちょうどその転換期。
1600年の周期で今まで東洋の文明が800年かけて準備してきたものを
これから800年かけてだしていくというのが大きな時代観の大局なのです。
ですから、これからの東洋の中で800年、
東洋の文化を文明とともに進行させていくものはなんなのかというと、
武士道のスピリッツそのもの。
だからこそ西洋の人たちも武士道の何かを感じていて、
何か秘めているのではないかということを感じていると思います。
今までの800年というのは、
西洋がその前の800年に準備していたものが謳歌される時代でした。
確かにこの800年というものを追っていくと、
西洋文明の特長が出された文化、文明の時代でしたよね。
でもそこの限界というものを感じていきながら、
地球全体でどのようなスピリッツまたは哲学をもって人は生きていくのかというのは
東洋の今までの800年またはそれ以前の1600年をかけて培った
思想文化哲学というのがこれからの800年の私たちの時代を築いていくのかもしれません。

もうひとつは世界の国々との中で、日本はどのような役割を担っていくのかという大局観。
人が本当に幸せな人生を歩んでいくのに、
どんな生き方や大切なものを守りながら生きていくのか。
そこをきちんと考えていくことも大局観になっていくのだろうと思います。
特に今の部分でいいますと、
物の見方考え方、人生観というのに限界というのを抱えているように思えてなりません。
全国的で問題になっている、学校の給食費を払わないというもあります。
払えないわけではなく、「給食を頼んだわけではないから払わない。」
と多くの方が言うそうですが、本当におかしな話です。
親が自分の子供の食べている給食のお金を払わないというのは
子供がとてもかわいそうだと思います。
給食を頼んだわけではないから払わない、というのは理屈じゃないですよね。
義務教育といわれますが、この義務というのは国や行政の義務ではなく、
親が背負う義務なのです。
親が義務教育に対しての義務を放棄している姿を子供がみて、
何を感じるのだろうと思ってしまいます。
そういう悪しき個人主義、勝手主義の自由よって、公に対する精神、やせ我慢に対する美学。
そんな美学がなくなってしまったように思います。
そういうところが武士道からも学べるところなのだろうと思います。

会津人は一人一人が武士道スピリッツをもっていて、武士道とは何かを語れる人間である。
といわれるような人が一人でも増えてもらえれば良いなと思います。

◆リクエスト曲



アーティスト名: 高田みち子
曲名: Still Crazy After All These Years (アルバム blue breath 2 から)

◆今週のトレンド
リスナーからのお便り紹介、リクエスト曲の紹介。イベント、ショップ、海外レポートなどスポット情報も飛び込みます。

会津全体の食のブランドをこれからどうつくっていこうか
という話を最近の出来事でお話しましたが、
ひとつは会津全体の環境報告書というものをつくってみたらいいんじゃないかと思ってます。
なぜ会津全体の環境報告書をつくるのかというと、
企業の活動でどのように環境に変化を与えているか、という報告書を作るのが
社会的公共的責任の強い企業ほど準備しているのはもう当たり前になっています。
会津地域全体の環境、例えば水の汚染はここの工場があるからどれくらい進んでいるという
ある程度の調査資料があるんです。
その調査資料をきちんとまとめて会津地域全域の
環境報告書を作っていたらどうかと思っています。
その土地に作られる農産物は当然水と土があって、太陽に育まれて作物はなるわけですが、
その水や土によって農作物が汚染されてしまうか、いいものができるか変わるんです。
会津の中でどこから水が流れていて、その水の流れている途中にどんなものがあって、
それがあることによって水がより浄化され、きれいになったり、栄養分が蓄えられたり、
または残念なことに途中で汚染されたり、ということがあって田畑に水が流れていっているのか、
そういうことをきちんと実態として知っておくことはとても大事なのだろうと思っています。
それは悪いところをつるし上げるということではなくて、
少しでもひとりひとりの人たちが会津からできる農産物は、
会津全域の水の流れ、土の状況、汚染度、養分の豊富さなどをきちんと調査した上で
その場所に応じてふさわしい農作物を育てたり、ふさわしい農法を適用していきながら
人に優しくおいしい食を育んでいるのが会津です、
ということを伝えるためにまずその環境報告書をつくることが
未来の人たちの健康を考えたおいしさを考えた食を会津は取り組んでいる
という宣言になるんだと思っています。
環境報告書をつくっていく方針を立て、会津全体の環境を明らかにしながら
ひとりひとりが改善に取り組むことが大事なんだろうと思います。
そういうことを行いながら環境への意識も高めて、
会津全体の食というのはここまで考えた上でのブランドなんだということを
伝えていきたいと思います。



<番組へのメッセージ&リクエスト>
番組へのメッセージやリクエスト、ご意見ご感想などをお待ちしております。
あなたにとってのかっこいい大人とは?も同時募集。ぜひ声をお寄せください。

>> メッセージ&リクエストはこちらへ。


提供:会津三菱自動車T&Fカンパニー会津食のルネッサンス

◆来週の予告
引き続き、武士道についてお送りします。